最近、大○屋へ食べに行ったのです。
好きなんです、大○屋。
前回は鶏と野菜の黒酢あん定食を食べて、
毎回満足して家に帰っています。
安心して食べれるお店って嬉しいですよね。
あなたが○戸屋が好きなんて、どうでもいいよ
なんて声が聞こえてきそうですが、
食べながら思ったことがあるのです。
地域食堂の価値はここかもしれない、と。
地域食堂の価値とは、”人が繋がっている”こと
お粥食堂こはるでは、気持ちを込めてごはんを作っていますが、
毎回メニューも変更しているし、
またスタッフも入れ替わってしまいます。
予約制ではないので、人数もどのくらい来るのかわからない。
ライブのようにその一日が勝負なんです。
クオリティの高いサービスを提供するために
不安定な要素がたくさん存在する中、
多くの人たちが心を込めて、手間を込めて成り立っています。
しかし毎日営業している飲食店には
スキルや経験、マニュアルを磨いているので、
どうしたって敵わないものもある。
けれど地域食堂にあって、普通の飲食店になかなかないもの。
それは、参加している人たちが繋がっているということ。
普通の飲食店なら隣の席はまったく関係がありません。
最近では家族同士でもスマホを見ながら、
食事をしている光景も珍しくありません。
すると、空気が冷たくなっていくんですね。
それがこはるに来ると、
「こんにちは、佐藤さん」
「あら、鈴木さんいらっしゃい」
なんてしゃべりながら、ごはんを食べています。
そうやって会話や気配がつながっていくと、
会場全体があたたかい空気になっていくのです。
美味しいごはんを食べたら、
「美味しかったなぁ」と心が温かくなります。
地域食堂でも美味しかったと言ってもらえるようにしていますが、
それはあくまで前提条件で。
楽しかったな、よかったねと感じてもらえるように
会場のあたたかい空気が味方をして、
「また来たいなぁ」と思える心地よさを生み出されています。
地域食堂にはいろんな人が訪れますが、
“人の繋がり”を紡ぐきっかけになったら嬉しく思います。